何度訪れても飽きない東京

初めて訪れた時は小学生

家族旅行として、生まれて初めて東京を訪れたのは小学生の頃でした。まだ新幹線は通っていませんでしたから、延々と電車を乗り継いだことを覚えています。到着したのは上野駅。動物園も見たはずですが、まったく覚えていません。代わりに、夥しい数の看板がビルに貼り付けられていたことが印象に残っています。

東京タワーにも登ったはずですが、記憶はあやふやです。鮮明に思い出されるのはNHK放送局。カメラやライトの数々に、非日常的な施設であることを痛感しました。

東京では、修学旅行生が利用するような旅館に泊まりました。窓の外にはネオンが瞬いていました。

最も印象的な東京のワンシーン

大ファンだった故・手塚治虫氏のお墓参りに行きたくて、命日にお寺を訪ねたことがあります。豊島区の寺院はかなり有名らしく、道が分からないためにタクシーに乗っただけで、「お参りですね」と直行してもらいました。手に菊の花束を持っていたからもしれません。

到着したのはお昼過ぎでしたが、住職から残念そうに言われました。「つい先程まで、ご家族の方々がいらっしゃったのですが」

お墓の前で手を合わせているうちに感無量となり、涙が込み上げてきました。洟をすすりながら立ち上がり、思わず赤面しました。自分の真後ろに、花束を持ったファンらしき女性がいたからです。あまりにも長々と手を合わせていたので、当惑していたからに違いありません。冬の陽射しは柔らかく、故・手塚治虫氏の眼差しを思い起こしました。

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